前回までの記事ではマーチン記録表の取引の記録の仕方まで説明してきました。
今回はマーチン記録表を使ってどんなデータを取引に活用していくと良いかという点について説明していきます。
データの使い方は人それぞれなので、管理人が紹介するやり方以外にも無限に利用方法はあるはずです。
当記事を参考にしながら、ぜひ自分オリジナルのやり方も編み出していただければと思います。
マーチン記録表を使いこなすポイント
マーチン記録表を使いこなすうえでのポイントは以下のとおりです。
- 「マーチン表」タブの一時退避欄
- 連敗率
- 安全勝率、危険勝率
- トータル仮損益、利益確定額
ポイントごとにそれぞれ見ていきましょう。
「マーチン表」タブの一時退避欄の使い方
「マーチン表」タブの一時退避欄は、口座残高の全額をマーチンに投入したくないような場合に使います。
マーチンでは一度崩壊するとゼロになってしまうので、崩壊しても残高が残るようにしたいという場合もあると思います。
たとえば、10万円口座残高があるときに、5万円ずつに分けてマーチンに投入すれば、一度マーチン崩壊しても、5万円から再スタートをすることができます。
こういったとき、口座残高には10万円、一時退避の欄に5万円を入力しておきます。
すると、全てのマーチンの投入金額は10万円-5万円=5万円で計算されるようになっています。
とくに始めたばかりのときはリスクは下げておいたほうが良いので、一時退避欄を使うことをオススメします。
連敗率をチェックしておく
「集計表」タブでは今までの取引のデータを累計して、連敗の発生率を確認することができます。
2連敗発生率、3連敗発生率などの欄です。たとえば、勝率が50%であれば2連敗発生率は25%、3連敗発生率は12.5%となるはずです。
これらの値よりももし高い値が出ている場合は、あなたが連敗しやすい取引をしているということになります。
また、その左には2回目勝率、3回目勝率という欄もあります。
これらの勝率が1回目勝率よりも低い場合、マーチンでの食い下がりエントリーのタイミングに改善の余地があるということです。
たとえば、逆張りを続けた取引をしているとすると、逆張りに入るタイミングが早すぎるということが言えるでしょう。
1回目勝率<2回目勝率<3回目勝率… となるのが理想なので、これを目標に取引の改善を行っていってください。
あくまで一例ですが、マーチン記録表ではこのような分析ができるので、ぜひ参考にしてください。
安全勝率、危険勝率とは
これは管理人が勝手に作った言葉ですが、マーチン崩壊までに3回余裕があるタイミングで勝利できた確率を安全勝率、余裕が2回以下のタイミングでギリギリ勝利できた確率を危険勝率としています。
たとえば、5回マーチンでいくと、2回目までに勝利できた確率が安全勝率、3回目以降で勝利できた確立が危険勝率です。
マーチンをやるうえで大事なのは余裕を持って勝利することです。ちょっとでも安全勝率を高めていくように取引をしようという参考指標です。
トータル仮損益、利益確定額とは
トータル仮損益とは、記録した累計での損益の額のことです。通常はこちらが今までの損益累計だと思ってください。
利益確定額とは、入出金ベースでの利益額のことです。出金した時点で利益が確定するという考えでこういう言葉になっています。
入出金の差額なので、たとえば始めに10万円を入金すると、利益確定額は-10万円となります。
まずはこれをゼロにすることを目標にしましょう。(ゼロにしてしまえば、もう損をする可能性はありません!)
おわりに
ということで、ざっと自分が使っていたマーチン記録表を紹介してみました。
自分用に作っているので使い勝手が合わないかもしれませんが、記録すると新しい発見もあるので使ってみてください。
また、これを参考に自分用の記録表なども作ってみるのもいいかもしれません。