たまたまキャプチャが残っていたので、実際のハイロー取引例を紹介します。
ちなみに、この時の私の資金管理は5万円スタートの4回マーチンで3倍になったら出金というかたちで、小資金の種でハイリスク気味な取引を繰り返す形で回していました。
今回紹介するのは、そのマーチンに狭いレンジでの小技取引を絡めた取引です。
狭いレンジが発生したら両建てチャンス!
【ドル円 5分足】
上のチャートのピンク色の四角で囲っているのは日本時間で19時から23時頃です。(チャートはMT4なのでロンドンの時間になっていて、日本時間とはずれています。)
この部分で狭いレンジのヨコヨコが続いていますが、こういうときは両建て取引が有効です。
取引目線の基本はレンジの逆張りで、うまくいけば両建てをしようというイメージです。
マーチンを絡めての両建てエントリー
以下は、ハイロ―オーストラリアの取引画面で、今回の取引のドル円の動きがわかります。
黄色の①~③が実際のエントリーです。また、水色の太いラインは、最初のチャートで示した上下のレンジです。
レンジが続くという想定での、両建て狙いでのエントリーをしました。
なお、両建て取引なので、Turboではなく通常のHighLow(15分)で取引をしていきます。
①レンジ下限で1回目HIGH
まずはチャートの①のところですが、判定時間まで8分くらいでレンジの下限近くにきたので「HIGH」でのエントリーしています。4回マーチンの1回目なので、取引金額は3,217円です。
その直後、早い動きで大きく下げていますが、ここでは下ブレイクを警戒して、2回目の資金の投入はスルーします。そのまま、抜けるとレンジブレイクの可能性もあったからです。
しかし、結局ブレイクはせず、早いスピードで上に戻してきます。これで、レンジ継続の可能性がかなり高まりました。
ただ、早い戻しだったので、2回目のマーチンで追撃することはできませんでした。(結果論ですが、ここで追撃できていれば理想的でした。)
②レンジ上限に迫ってきたところで1回目LOW
そして、さらに早い動きで大きく上げた後、いったん山を作りもう一度下げたあと、再び早い動きであげてその前の山よりも少しだけ高い位置で止まります。チャートの②のあたりですね。
ここで、最初の「HIGH」エントリーからレンジ幅を考えるとけっこうな値幅で上昇したので1回目の資金量で「LOW」でエントリー。
これで両建て完成です。
ちなみに、この時点でレンジの中央よりは上ですが上限とはまだ距離がある状態なので、マーチン2回目の「LOW」追撃はかなり視野に入っています。
③さらに上昇で食い下がりの2回目LOW
その後、大きく戻したあとに緑のラインに沿ってジリジリと上げる形。終値ベースでのレンジ上限を超えたところで、細かい動きですが一度緑のラインを割り込む動きが入ります。
チャートの③で上に少し戻したところで、予定通り「LOW」で追撃。
Tickベースですが流れが変わるサインとしてこういったライン割り込みは使えると思います。(私は逆張り派なので、むしろ「ラインを割り込むまでは逆張りエントリーは避ける」という使い方をしていますが。)
これで2段階での「LOW」エントリーが完成です。
【取引結果】約10分で利益率17%
エントリーしたポジションを整理すると、以下の通りです。
- 123.394で「LOW」 7,239円
- 123.374で「LOW」 3,217円
- 123.337で「HIGH」 3,217円
③のエントリー後は狙い通り下げとなり、判定レートは123.360で終了。
①の「LOW」エントリーは微妙な展開でしたが無事に勝利(これは運も大きいですね)、結果的に3つのエントリーがすべて勝利というかたちになりました。
ということで、この取引だけで10,938円の利益となり、種(この取引前の時点では63,396円)に対して17%近い利益が出ています。
もし「HIGH」側も追撃できていれば、さらに大きな利益率になっていました。
こういった形で、マーチンを応用して両建て取引をすることもできます。
両建ては外れても損失を抑えられますし、うまくハマれば一気に大きな利益が出るので、相場状況を選べばけっこう効果的ですよ!
この取引で使ったテクニック
この取引で使ってるテクニックの詳細は、以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。